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136 病発於陽と陰

136「病発於陽、而反下之、熱入因作結胸。病発於陰、而反下之、因作痞。所以成結胸者、以下之太早故也。」

「病、陽に発するに、反って之を下し、熱入れば結胸を作す。病陰に発するに、反って之を下せば、因って痞を作す也。結胸と成る所以の者は、之を下すこと太だ早きを以っての故なり。」

「而」・・・しこうして、しかも、(ほほひげのかたち)対立、対応
「而反下之」を誤治したとは考えません。
誤治ならば、「而」はいりません。

「陽に於いて発する病」「陰に於いて発する病」、どちらも「而反下之」となり、陽の場合は熱が入ることに因って結胸となり、陰では、因って痞となる、しかし陰の場合は理由が書いてありません。

解釈その1
「陽に於いて発した病を下剤で攻撃した場合、うまく邪を排除できれば良いのですが、内臓の気を瀉しただけで終わってしまうと、胸膜に邪が侵入し結胸となる場合があります。それに対し、陰に於いて発した病は、もともと陰は裏に近いですから、之を下すことには陽に発したものよりは適しています。しかし下して邪を排除できない場合は、熱邪の熱が解され、邪が残り痞となることがあります。下剤を使う場合は、邪が内にまで進行しているときに使いましょう。早すぎると蔵を痛めて、熱を内に招くことになります。」

このような解釈はどうでしょうか。
解釈その2
「下した時に、結胸と痞になる場合がある。どうしてこのようになるのだろう。
結胸では、早めに下した時になりやすいことが分かっている。
処置は、発汗もあるだろうが、証に随って下法を選んでいる。
これは、病に陰陽の二道があるからだろう。」
この陰陽が病位と症状を現しているとするならば、病が陽にあっても陰にあっても、同じ「而反下之」となることがおかしい。
ここでは全く同じ症状の患者に下法を施すと、結胸と痞になることから、この条文が考えだされていると考えます。
実際には、「病発於陽」「病発於陰」のそれぞれの病状を確認することはなく、理論上の表現となります。

「陽に於いて発した病を下して、熱が入れば結胸になるならば、陰に於いて発した病を下し、熱(?)が入れば蔵結になる。」との考えが基本にあります。
134「問曰、病有結胸、有藏結、其状如何。答曰、按之痛、寸脈浮、関脈沈、名曰結胸也。何謂藏結、答曰、如結胸状、飲食如故、時時下利、寸脈浮、関脈小細沈緊、名曰藏結。舌上白胎滑者、難治。」
135条では、舌上白苔滑者の難治について追記し、この条では、結胸と蔵結を考慮しながら、蔵結にならずに痞で留まることを追記しています。



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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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