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127 太陽病吐之

127「太陽病吐之、但太陽病当悪寒、今反不悪寒、不欲近衣、此為吐之内煩也。」

「太陽病、之を吐す。但だし太陽病は当に悪寒すべし、今反って悪寒せず、衣を近づけるを欲せざるは、此れ之を吐せるが為に内煩する也。」

問題は「煩」です。

火のグループでは、煩は病と捉えていませんでした。
治療経過の一つとして、煩があり、脉浮になり治ります。

126条の説明として追記されているならば、
「太陽病之を吐す、太陽病を現わすものは当に悪寒です。今反って悪寒せず、衣を近づけようとも欲せず、此れは之を吐し内に煩するなり。」

「太陽病を吐する。太陽病をあらわすものは、当に悪寒です。今この太陽病を吐すると、なぜだか悪寒が無くなり、微熱もありません。これは太陽病を吐すると内が煩になるからです。」

火を使う場合の「煩」は、補陽により煩となるイメージは理解しやすいですが、吐により煩になるのは、どうしてでしょうか。
吐剤には、補陽作用があるのでしょうか。
(生薬は、あまり詳しくないので説明できません。)

現代では、催吐剤は毒物を排出する為に使われますが、この時代では発汗剤のようにも使われていたことになります。
嘔吐とは、嘔吐中枢が情報を受け興奮し、迷走神経、横隔膜神経、脊髄神経などを経て嘔吐が起きます。

私の体験では、確かに嘔吐は体を暖かくしてくれます。
上記したように嘔吐の作業は内臓の緊張と収縮により吐瀉し、吐瀉が終わると弛緩します。嘔吐には波があり緊張がそのまま持続することはありません。波の間隔が短いと疲労しますが、一通り吐瀉し嘔吐がなくなると体が暖かくなり汗が出た経験を私は確かに持っています。考えてみれば、嘔吐は全身運動であり内臓の貯蔵血も放出され、結果的には悪寒がなくなっても良いかもしれません。
煩は、嘔吐後の副作用でしょうか。
しかし、吐剤を使って追試することはないので、消えた治療法となります。

もう一度読みます。
「太陽病之を吐す。太陽病を現わすものは当に悪寒です。今反って悪寒せず、衣を近づけることを欲しないのは、身体が暖かいからです。此れは之(太陽病)を吐し内を煩としたからです。」

但・・・かたぬぐ、ただ。かたぬぐは肩はだをぬぐの意・・・肌をあらわすの意。(字統より) 
    字義:肉体を覆っているものを取り去って、肉体をあらわにする意。(字源辞典より)
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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