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123 焼針

123「焼針令其汗、針処被寒、核起而赤者、必発奔豚。気従少腹上衝心者、炙其核上各一壮、与桂枝加桂湯方。」

「焼針にて其の汗せしめたるに、針処寒を被り、核起こって赤き者は、必ず奔豚を発す。気少腹従り上って心を衝く者は、其の核上に炙すること各一壮、桂枝加桂湯を与える。」

「焼針は汗を命じ、寒を被ったところに針をし、核が赤くなった者は、必ず奔豚を発する。気が少腹より上がって心を衝く者、其の核の上に各一壮灸をし、桂枝加桂湯を与えなさい。」

「焼針によって寒を被ったところに針をし、発汗をさせようとしたが、核(寒を被って堅くなった所)が赤くなった者は、必ず奔豚を現わす。奔豚つまり気が少腹より上がって心を衝く者は、赤くなった堅いところに一壮の灸をし、桂枝加桂湯を与えなさい。」

焼針で赤くなったのはそこが寒によってとても堅くなっていたからです。灸をして堅さをなくせば赤さが消え、それは体表全体に陽が浸透したことになります。

火を使う場合は、まず煩になります。その煩が奔豚になった。
予定では、焼針で煩になり脉浮(発汗)になって治療が終わります。
しかし体表面が寒でとても堅くなっていたので、焼針の効果は限定的であった。体内において煩にはなったが、体表面の堅さはそのまま変わらず、つまり脉浮にならなかった。それは煩が体内に閉じ込められた状態であり、気従少腹上衝心という奔豚である。
灸を使って体表をほぐしながら、桂枝加桂湯を服用して外に導き出そう。

火を使う治療の概念は、それまでの傷寒論にある条文とは違うことがわかります。
つまり仲景が考えだしたものではなく、収集したものをここに記載しています。
投薬が仲景の加筆なのかはわかりません。

令・・・みことのり、いいつけ、よい、せしめる。神にしたがう、神の命ずるところ。(字統より)
    字義:ひれ伏している者に向かって叫び教える意。(字源辞典より)
核・・・さね(たね)、かたい、かんがえる。(字統より)  
    字義:外側を木の堅い皮で作った箱の意。(字源辞典より)

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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