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121 火逆

121「脉浮、宜以汗解、用火炙之、邪無従出、因火而盛、病従腰以下、必重而痺、名火逆也。」

「脉浮なれば、宜しく汗を以って解すべし、火を用いて之に炙すれば、邪従って出づること無く、火に因りて盛り、病腰従り以下、必ず重くして痺す、火逆と名づける也。」

「脉浮、汗を以って解すべし、火を用いて之を灸す、従いて出るところ無い邪は、火に因って盛んになる、下を以って腰に従う病は、必ず重くしびれる、火逆と名づけるなり。」

「病従腰以下」の意味がよくわかりません。
「火逆」は、火は上昇するが正常なのに下降するから「逆」なのですか。
では前条の「煩逆」は、どうして逆なのですか。
たぶん、虚に対し、火によって補陽することは一般的には間違っていないけれども、ここでは補陽にならずに邪になってしまった。治療のつもりが邪を作ってしまったので「逆」となります。
そうなると、「火逆」も同じように考えると、
治療としての火が邪を作ったので「火逆」となり
その火は腰から下が重くしびれる状態の病を「火逆」というのでしょうか。

「脉が浮なので、少し汗を出して解するので、火を使って灸をした、灸をしたのに汗として邪が出て行かないので、火が邪を盛んにしてしまった、病は腰から下に従っている、必ず体が重くしびれるように感じる、之を火逆と名づけます。」

いまひとつおかしな感じです。
「病従腰以下、必重而痺」の症状があることが火逆なのか、
それとも、「用火灸之、邪無従出、因火而盛」が火逆なのか
両方とも必要なのか
どのように考えますか。

私としては、今までの条文では名前を付けられたもの、例えば「傷寒」「中風」などの条文は、病理を含んだ一つの症例として解釈してきました。
この火逆においても、病理病態は「用火灸之、邪無従出、因火而盛」であり、「病従腰以下、必重而痺」は一例と考えます。
つまり「用火灸之、邪無従出、因火而盛を火逆と呼び、火逆において、邪が腰より下にある時は、必ず体は重くしびれる感じがします。」となります。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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