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118,119,火邪

118「太陽病、以火薫之、不得汗、其人必躁、到経不解、必清血、名為火邪。」

「太陽病、火を以って之を薫じ、汗を得ず、其の人必ず躁し、経に到るも解せず、必ず清血するは、名づけて火邪と為す。」
ここで分かるのは、汗を得るには火を以って薫じることです。
薫じたのに、汗が出なかった。
そうすると、邪熱に火熱が加わり、躁になります。
基本的に火の治療ですから、今は火を使えません。
時の経つのを待ってみましたが、治りません。
そんな時に血便が出ても、それは火熱の為であり、この火を火邪と言います。
これは血熱ではないということでしょうか。
いやいや、血熱だけれどもその原因が火邪ということです。

119「脉浮、熱甚、而反炙之、此為実。実以虚治、因火而動、必咽燥、吐血。」

「脉浮、熱甚しきに、反って之に炙するは、此を実と為す。実は虚を以って治するに、火に因って動ずれば、必ず咽燥、吐血す。」
前条において、「汗を得るには火で薫じる」方法があることが分かりました。
この条においては、熱が激しい為、薫ぜずに灸をしてしまった。
これは、反って表実にしてしまった。
実は虚にすることで治ります。
火は気血を動かします。それで咽乾し吐血します。

熱が強い為、薫ずるより強い灸にする選択が間違いです。
脉浮、熱甚は火を使うならば薫です。
汗が得られれば、表は虚になります。
汗が得られなければ、表は実でしょう。

ちょっと待って下さい。
「実は虚を以って治す」です。
虚になることは、ここでは治ることになります。
吐血は虚になります。

「脉浮、熱甚だしく、之を灸して治らなかったのは、実であるからです。
実は虚にすることを以って治せます。
因って火にして動かし、必ず咽が乾き、吐血することによって虚さしめます。」

「脉浮、熱が高い場合、灸をするのは良いが治らない場合は実が虚になっていないからです。実を虚にするのです。それは火を使って気血を活発にし、そして咽が乾きますが、吐血することに因って虚になります。虚になって治ります。」

この条を読んでから、前条をもう一度読み直します。
「太陽病、火を以って之を薫じる、汗が得られず、其の人必ず躁、経に到り解せず、必ず清血、名づけて火邪と為す。」
「太陽病、火を以って之を薫じたが汗が得られず、其の人は躁になった、時が経っても治らない、之を火邪という、必ず清便すれば治る。」

119条では、出血によって虚とし治しています。
ということは、吐血も肛門からの出血も、発汗と同じように治療の一貫と考えることができます。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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