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116 桂枝去芍薬加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯,117

116「傷寒脉浮、医以火迫劫之、亡陽、必驚狂、臥起不安者、桂枝去芍薬加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯主之。」

「傷寒脉浮、医火を以って迫り之をおびやかし、亡陽すれば、必ず驚狂す、臥起安らかざる者は、桂枝去芍薬加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯之を主る。」
亡陽しなければ、治るのでしょうか。
火を使った治療をしたら、発狂(必驚狂、臥起不安者)してしまった。
ここから、亡陽と確定できるのでしょうか。
前条では、火の陽と血の陽が薫灼して、発黄をした。
もし発黄せず、「血気流溢、失其常度」ならば、陽盛で狂ではないでしょうか。
114条でも、躁煩譫語となっています。
「医以火迫劫之」から、亡陽となるわけですが、火の強さは限定できません。
なぜならば、火の強さと患者の陽の力関係の問題だからです。
患者の陽が弱ければ、弱い火でも亡陽になるからです。

そうなると条文には書かれていない陽の程度を自分なりに推察することになります。
それは、桂枝去芍薬加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯を使う前提で薬物から病態を推察することになります。

117「形作傷寒、其脉不弦緊而弱。弱者必渇、被火者必譫語。弱者発熱、脉浮、解之当汗出愈。」

「形傷寒を作し、其の脉弦緊ならずして弱。弱の者は必ず渇し、火を被る者は必ず譫語す。弱なる者は発熱し、脉浮なる者は、之を解するに当に汗出でて愈ゆべし。」

形作傷寒・・・病状
其脉不弦緊而弱・・・病態:脉弱
弱者必渇・・・病態と症状
被火者必譫語・・・作法と症状
弱者発熱・・・病態と症状
脉浮・・・病態
解之当汗出愈

「形作傷寒」とは、「傷寒ではないのに傷寒と同じ外見を示している」こと。
脉弦緊とは、どのような状態でしょう。
弦とは、血管の筋肉自体が緊張している状態、血管内圧は正常。
緊とは、血管の回りの組織が緊張している状態で、血管内圧は上昇。
この弦と緊を現わす状態が、「形」です。
この「形」でありながら、脉弱を示します。
弦と緊を同時に示す脉証をイメージできません。
そこで「脉は弦でもなく緊でもなく弱である」と解釈します。

ここでは、火を使うことが前提ですから、
弱で渇のある者は、直接火を使うと譫語します。
弱で発熱する者は、脉浮であれば火を以って薫じ、汗が出れば治ります。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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