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111柴胡加龍骨牡蠣湯 その10

111「傷寒八九日、下之、胸満、煩驚、小便不利、譫語、一身盡重、不可転側者、柴胡加龍骨牡蠣湯主之。」

「傷寒八九日、之を下し、胸満、煩驚、小便不利、譫語、一身盡く重く、転側すべからざる者は、柴胡加龍骨牡蠣湯之を主る。」

胸満とは、胸部の緊張
煩驚とは、腹部でドキンドキンと強く打つ場合、下腹部や下肢に強い緊張がある場合、物音に対し敏感なこと。
小便不利は101条「小便難者、与柴胡湯」と柴胡湯を与えたが解しなかった。
譫語は109条「傷寒十三日不解、過経、譫語者、以有熱也、当以湯下之」と之下したけれども解しなかった。
このように、全身において緊張があるため流通が止まっている状態となり「一身盡重、不可転側」となります。
この場合は柴胡加龍骨牡蠣湯を服用しなさい。

「之下」は大柴胡湯または柴胡加芒消湯になります。
つまり、先に小柴胡湯を与え、次に大柴胡湯または柴胡加芒消湯を与え、それでも治らず、今現わしている症状は「胸満、煩驚、小便不利、譫語、一身盡重、不可転側」です。
この状況は、胸膜、横隔膜、腹膜にトラブルが発生していることになります。

この後の条文は、針灸治療になっていますので、処方としてはこのグループ最期の条文になります。

どうして柴胡加龍骨牡蠣湯が、この状況に対して「主之」になるのかはわかりません。
しかし、病態としてはこのようになります。

参考
101「得病六七日、脉遅浮弱、悪風寒、手足温、医二三下之、不能食而脇下満痛、面目及身黄、頚項強、小便難者、与柴胡湯、後必下重。本渇飲水而嘔者、柴胡湯不中与也、食穀者噦。」
109「傷寒十三日不解、過経、譫語者、以有熱也、当以湯下之。若小便利者、大便当鞕、而反下利、脉調和者、知医以丸薬下之、非其治也。若自下利者、脉当微厥、今反和者、此為内実也、調胃承気湯主之。」

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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