スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小柴胡湯、柴胡加芒消湯、その7

108「傷寒十三日不解、胸脇満而嘔、日哺所潮熱、已而微利。此本柴胡証、下之以不得利、今反利者、知医以丸薬下之、此非其治也。潮熱者、実也。先宜小柴胡湯以解外、後以柴胡加芒消湯主之。」

「13日解せず、胸脇満して嘔、日哺所潮熱を発し、已って而して微利する。此れ本と柴胡の証、之を下して利することを得ざるに、今反って利する者は、医丸薬を以って之を下せるを知る。此は其の治に非ざる也。潮熱する者は、実也。先づ宜しく小柴胡湯を以って外を解す、後に柴胡加芒消湯を以って之を主るべし。」

107条を受けているとすると、
「太陽病、過頚十余日、反二十三下之、後四五日」より、二三日短い。
「之を下して」は大柴胡湯。
「大柴胡湯を与えて利にならないのに、今は利している者、此れは丸薬を飲ませた為に下痢になっていることを医は知っている。
此れは病の治療とはならない。
潮熱は実です。先に小柴胡湯を与えて外を解し、後に柴胡加芒消湯を与えなさい。」

もう一度解釈します。
「胸脇満而嘔、日哺所発熱、此れの本証は柴胡証です。
日哺所発熱を往来寒熱だと考え、大柴胡湯を服用させたが下痢にならなかった。
それなのにこの患者は「胸脇満而嘔、日哺所発熱、已而微利」と下痢が微にある。
これは下すのに大柴胡湯を使わずに丸薬を使ったことを医は知っています。
この下痢は丸薬の効果で下痢になっているだけなので実の治療にはなっていません。
先に小柴胡湯を服薬して外を解し、その後柴胡加芒消湯を服薬して実を下せば治します。」

このことより、小柴胡湯の往来寒熱と日哺所潮熱とは全く異なることになります。
先に小柴胡湯を使う理由は、発熱の原因が往来寒熱と同じならば小柴胡湯で治ります。
小柴胡湯服薬後に、潮熱があれば実なので柴胡加芒消湯を使います。

診断では、往来寒熱と潮熱との区別はできないことになります。

「先宜小柴胡湯以解外」の「外」は、潮熱の実以外を指しています。

小柴胡湯を服薬後に、「嘔、心下急、鬱鬱微煩」は大柴胡湯、「日哺所潮熱」は柴胡加芒消湯となります。
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。