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小柴胡湯 104,105 その5

104「傷寒中風、有柴胡証、但見一証更是、不必悉具。」

「傷寒中風」、この書き出しもまた問題です。
柴胡の証が、一証あれば柴胡湯を使用できます。
これは「傷寒五六日中風」の条文を指しています。
花村先生の抜粋のように、中風の小柴胡湯では咳から始まり往来寒熱、胸脇苦満まで変化に富んだ一つの症候群を形成しています。
この症候群に属するかどうかの判断は、中風の小柴胡湯証と其の他の小柴胡湯証と比較しなければなりません。

105「凡柴胡湯病証而下之、若柴胡証不罷者、復与柴胡湯、必蒸蒸而振、却発熱汗出而解。」

凡そ、柴胡湯の病証にして之を下し・・・どうして下すのですか。
まだ柴胡湯の証が有る者は、柴胡湯を与えなさい。
必ず蒸蒸として振え、かえって発熱して汗出て治ります。

この条文からわかることは、下したことによって柴胡湯証ではなくなることがあり、
柴胡湯を服用して発熱と発汗があるのだから、服薬前には身熱となります。

この条文は107条の大柴胡湯の条文を読んでからだとずいぶん解釈が違ってきます。
「柴胡湯の病証なので大柴胡湯で下しました。若し柴胡証がまだある場合は、また柴胡湯を与えなさい。」
ここで2回目に与える柴胡湯は、大柴胡湯か小柴胡湯かは証で決めてください。」
これを踏まえて107条に戻ると、「二三下之」も理解できます。

確かに、小柴胡湯を服用して風邪が治る時は、こじれた熱が解放されるように発汗と共に治っていく感じがします。
この場合の発熱は、高い体温を指すのではなく、身熱が発散されるという意味になります。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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