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太陽の病たる

体温の変化
1「太陽の病たる、脈浮、頭項強痛して悪寒。」
(原文は、他のサイトを参照してください)

その第一の病状が示されています。

悪寒がするということは、体表は緊張し、細動脈は収縮しています。体表面の血管の収縮により、血管抵抗が増加し、血液が流れにくくなります。

この悪寒に対し交感神経が刺激され、心機能が亢進、血流量の増加になりますが、体表面の細動脈の収縮が改善されないため、血液は動脈に停滞します。その結果頚動脈にも血液が増加し、頭項が充血し強痛を表します。

または脳動脈自身が収縮を起こし、充血し頭項強痛します、

または緊張型頭痛のように筋肉の緊張により、動脈が圧迫されて充血し頭項強痛します。

どのような理由にしても、この頭項強痛の有無または痛みの程度から、体の状況の程度がわかります。

体表面に血液を送る為に心機能は亢進しますが、細動脈が拡張しない限り、体表面以外の動脈血量が増加し、橈骨動脈も膨らみます。このように脈は浮となっていきます。(発熱の図のA1)

悪寒は「冷える、寒い」とは違い、病気であるときの感覚です。しかし、発熱がなくても悪寒はあります。体感温度の寒いとは違い、悪寒は中枢神経において体温設定が変更(高温)される前提条件のようなもので、実際に体温設定が変更されると、実体温との設定体温の差が悪寒の強弱と考えられます。この差を埋める為、交感神経が亢進し、心拍数が増加すると、脈は浮に加え、数、緊を呈するようになってきます。

実際には、悪寒があるからと言って必ず発熱に移行するわけではありません。悪寒に対し体温の保温が十分なされれば、この状況からでも改善します。

傷寒論は、このように病状の一つ一つのステップを理解し、その対処法が書かれた書物です。

この条文の解釈はこうなります。
「陰と陽のバランスが正常な人=普通の人の陽が寒気に当たると、体表面の温度センサーが寒さを検知し、同時に平滑筋が収縮を起こし、細動脈の抵抗が大きくなり、体表面の血流が減少する。これを改善する為に、心臓から拍出される血液は増加されるが、体表面に循環することができず多くの血液が大動脈、橈骨動脈、頚動脈などで増加することになる。これにより橈骨動脈の血流量の増加が脈浮となる。この脈浮で改善されない場合、脳動脈の収縮と頚動脈の血流量の増加が頭項強痛となり、もはや一時の寒さでなく悪寒となる」

上記しましたが、悪寒と健康状態の寒いとの違いがはっきりしません。スキー場で寒いは悪寒ではありません。健康状態の寒いときには頭痛はないと思います。真夏に、クーラーの効いた部屋に入っても頭痛の経験はありません。環境の寒さにさらされたとき、一時的な寒さで終わる場合と病気に一歩踏み込む場合との違いはなんでしょうか。
なにがこの場合のワンステップになるのか、今後の生理学の研究を待ちます。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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