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93 四逆湯 (92 逆治)

85、86、87、88、89、90、91条は、飛ばします。

93「傷寒、医下之、続得下利清穀不止、身疼痛者、急当救裏。後身疼痛、清便自調者、急当救表、救裏宜四逆湯、救表宜桂枝湯。」

この条文では、なぜ「医は之を下したのか」が問題になります。
これまでならば、「発汗」となります。
医が判断を間違えたならば、「反医之下」になります。

この条文を見ていますと。「四逆湯」の「逆」が目に付きます。
前条92条にも「逆」があります。
「本発汗、而復下之、此為逆也。若先発汗、治不為逆。本先下之、而反汗之、為逆。若先下之、治不為逆。」
逆治・・・発汗したが解しないので下した場合。
     (本発汗、而復下之、此為逆也)
     下したが解しないので発汗をした場合。
     (本先下之、而反汗之、為逆)

四逆湯という名前から、逆治の処方と考えました。
医が下した理由は、その前に「発汗をしたが治らなかった」からです。
では、どうして発汗と下法を使ったのでしょうか。
実際では、発汗吐下はいくらでもありそうです。
ここでは、治療法の問題ではなく、治療を重ねる間に逆治になってしまうことがあるということです。

逆治になった場合、身体疼痛と表裏証が現れます。
この逆治となった場合の対処法がこの93条です。
「身疼痛が有れども、下痢が止まらない場合は裏を救う為四逆湯を与えなさい。身疼痛が有り、下痢は自然に止まってくるならば、表を救う為桂枝湯を与えなさい。」
となります。
これを読んでわかることは、身疼痛とは別に表裏証が有るということです。
逆治は、身体疼痛のほかに表裏証が現れてきます。

いろいろな状況において逆治は起こります。
それは、治せない病気があるからです。
それでも治療をすれば、当然いろいろな症状が発現してきます。
ここでは身体疼痛と表裏証です。
その場合、裏を救うには四逆湯を与え、表を救うには桂枝湯を与えなさい。
しかし、本の病を治しているわけではありません。
「救表裏」と「主之」の違いがここにあります。
とても現実的な治療指針です。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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