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64 桂枝甘草湯

64「汗を発したること多きに過ぎ、其の人手を叉み自から心を冒へば、心下悸し按を得んと欲する者は、桂枝甘草湯之を主る。」

発汗したことが多すぎた為といいながら、津液不足には陥っていないようです。
口渇や小便不利もなく、心下悸だけです。
この心下悸に対し、「其人叉手自冒心、心下悸欲得按者」と状況説明があります。
これは、特殊な心下悸と思われます。
麻黄のエフェドリンの副作用でしょう。
この時には、桂枝甘草湯が良いとなります。

麻黄をたくさん使った為、心の陽気が不足しているにもかかわらず、心機能が亢進しています。
動悸がして胸に手を当て落ち着くように願っています。
心臓の活動と心臓のエネルギーに差があるため、それを埋めるために桂枝甘草湯を与えます。
そして麻黄の影響が消えるのを待ちます。

これは、ホメオスターシスのネガティブフィードバック制御が正常に作動しないのですが、
よく考えれば病気であるということは、こういうことです。
それは、陰陽の不和であるということも当然言えます。

出産時に母体の負荷により、一時的高血圧になったり、甲状腺機能亢進症になったりします。
それは産後数カ月の間に元に戻ることが多いと聞いています。
もしも、桂枝甘草湯が虚像と実像を一体化することによって、システム異常の修復ができるとしたら、
この場合にも桂枝甘草湯が有効かもしれません。
「自ら手を組み、胸に置き、動悸を抑えようとする」動作は、どちらの場合でもありそうですから。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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