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62 桂枝加芍薬生姜各一両人参三両新加湯

62「発汗後、身疼痛し、脈沈遅の者は、桂枝加芍薬生姜各一両人参三両新加湯を主る。」

前の3条「下之後」に続き、「発汗後」となっています。

「身疼痛」と「脈沈遅」の関係を考えます。
「発汗後」と区切っていますので、発汗により邪実は無くなったものと考えます。
そうしますと「身疼痛」の理由は「脈沈遅」になります。
つまり邪実により脈沈遅になっているわけではなく、治療後に脈沈遅から正常に戻れないのです。

脈沈遅の説明をしましょう。
61条では「脈沈微」でした。
「沈」の状況は同じく体力の消耗によります。
「遅」・・・脈が遅く感じる。
      心拍数が減るとは思えません。
      脈波の山幅が狭くなる。(脈波の頂点の間が広くなる。)
      心臓の拡張期における大動脈の収縮が弱くなる。
      発汗により一時的に血管の収縮率が悪化し、体表への血液循環が安定しない。
      その為、体痛が生じるのか、
      または体痛が生じる状況(筋肉が引き締まる状況)では血管筋も硬くなる。
  などが考えられます。

脈沈であることも血液循環の不安定の要因となっています。

では「微」ではどうして「体痛」にならないのか
「微」は脈波の山が小さく(なだらかに)なるのですが、体表へ循環する血液量は少ないかもしれませんが供給が安定しています。負担は、心に現れています。

脈沈には、浮腫の場合もあります。
そして浮腫による体痛も考えられます。
61条における静脈環流減少の理由は浮腫の発現によるものとも考えられます。
62条の体痛も浮腫が原因により関節筋肉の硬直によるものとも考えられます。

以上のように「脉沈遅」が「身疼痛」の理由となります。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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