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57 半日許復煩 宜桂枝湯

57「傷寒汗を発し解し、半日許りにして復た煩し、脈浮数の者は、更に発汗すべし、桂枝湯に宜し。」

傷寒が続きます。
56条でも書いたように、傷寒は病位を渡ります。
その場所が解した場合も含まれることを示しています。
脈浮数の者には桂枝湯が宜しいとなっていますが、桂枝湯になる決め手は何でしょうか。
以前にも書きましたが、脈証の浮数までは決まっていますがその後にどうなるかで決まります。

脈に緊が感じられれば麻黄湯になり、緊が全く感じられなければ桂枝湯になります。
これは脈浮数でなく、脈浮であっても同じことのように思います。
しかし、実際にこの症例に出会ってみないと、この条文の真意はわからないのは当然です。

時間的には再発なのですが、そうではなく一度は治ったことになっています。
煩だけが現れ、「復」とあるため繰り返して「煩」となります。
脈は浮数の場合は桂枝湯

この時、発熱は無いと思います。それは、発熱、煩となれば容易に「汗を発すべし」となり、処方は脈診から判断することになるからです。
更に、発熱が伴えば再発病になるような気がします。

つまり下記のようになります。
「汗を発し、完治した。その後診療所内で回復の様子を見ていると、半日経った頃に「煩」が現れた。そのまま様子を見ると「煩」は一時無くなるのですが、また半日経つと「煩」が現れてくる。脈は浮数だが、熱は無い。病後の虚労だろうか。少陽病だろうか。ここは再度発汗してください。桂枝湯が宜しい。」
という治療指針を示しています。

この55,56,57条によって傷寒の全容を示しているように思えます。
55条では、鼻から血となり飛び出し、
56条では、腸に入り、気の上昇(身体の中心)、表に在り、
57条では、解した健全状態も傷寒の範囲としています。
一人の患者を観察した時、病位の移り変わりがあることに気付き、その一群を傷寒と名付けたと考えられます。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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