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369 下利脉沈而遅、其人面少赤、身有微熱、下利清穀者

369「下利脉沈而遅、其人面少赤、身有微熱、下利清穀者、必鬱冒汗出而解、病人必微厥、所以然者、其面戴陽、下虚故也。」

「下痢し脉沈にして遅、其の人面少しく赤く、身微熱有り、下痢清穀する者は、必ず鬱帽して汗出でて解す、病人必ず微厥し、然る所以の者は、其の面戴陽し、下虚する故也。」
この条では脉沈遅です。
前条では脉沈弦で下痢が熱性と判断するという条文でした。
「身に微熱有り、顔が少し赤く、下痢して食べ物が未消化のままの者は、必ず頭帽感があり汗が出て解する。」
この文章には2つの分岐点があります。
最初は下痢の内容で、未消化の場合と消化している場合です。未消化の場合は、その後の文章に続きますが、消化している場合はどうなるのでしょうか。
2つ目が、必ず頭がぼーとし汗が出れば解するのですが、汗が出ない場合はどうなるのでしょうか。
「病人は必ず微し手足が冷たく、そのような場合に顔が赤いのは、下虚だからです。」
顔の赤いのは下虚としても、身に微熱があるのに脉が沈遅とはいかに?

前条と違い、脉証は熱を表さず、身体に熱症状が現れている場合、たとえ下痢が清穀だとしても、頭がボーとする者は汗が出て治る。
ここまでは、身に微熱あることによって脉証が沈遅であろうと下痢清穀であろうと厥はないと考えます。
また微し手足が冷たいという場合は、下虚により、気が上昇して顔が赤いのです。

つまりこの条文では、下痢脉沈遅で顔が少し赤い者は、
一つは下痢清穀していても厥はない場合は、身に微熱があり、その証拠に必ず頭がぼーとしいます。汗が出れば治ります。
一つは少し手足が冷たく身に微熱がないのに、顔が少し赤くなるのは、下虚しているからで、汗を出しても治りません。

下痢清穀は、下虚を強く印象付ける症状です。しかし厥がなく身に微熱がある場合は、顔色が赤いのは、下虚の為ではないことを言っているのです。
文頭に下痢があり、そのまま下痢の者と書くと、顔色が赤いのは条文全体を通して下虚の為と解釈されてしまう可能性があります。それを否定するために下痢清穀と書かれています。ですから実際には下痢清穀でなくてもよいと思います。

汗が出ない場合は、当然治りません。桂枝湯を与えます。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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