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362 乾姜黄芩黄連人參湯

362「傷寒本自寒下、医復吐下之、寒格更逆吐下。若食入口即吐、乾姜黄芩黄連人參湯主之。」

「傷寒本自ら寒下するを、医復た之を吐下し、寒格更に逆吐下し。若し食口に入れば即ち吐するは、乾姜黄芩黄連人參湯之を主る。」

どうして寒下しているのに、更に吐下させるのでしょうか。
下痢を熱性のものと考えた、寒邪でも結していれば吐下により排除するものなのか、現代ならば吐下はしません。

本より自ら寒により下痢していた。
寒邪を去るために医は吐下させた。
しかし寒邪は寒格となり、更に激しい吐下となってしまった。

よくわかりません。
下痢に下剤を与えるたところ、更に吐下が激しくなったということです。
この状態を寒格といい、
食物が口に入るとすぐに吐する場合は、乾姜黄芩黄連人參湯を服用します。

だいたい現在では下痢している者に下剤を与えません。

違いました。
本から寒なので食べ物は喉を通らず下痢です。(この時点では、寒邪なのか寒格なのかわかりません。)
そこで医は通過させるために吐下剤を与えました。
しかし逆に吐下が激しくなりました。(この時点で寒邪ではなく寒格と判断しています。)
このように吐下剤の効果がない場合は、乾姜黄芩黄連人參湯を服用します。

一般には医の吐下を誤治と考えるので、最初から乾姜黄芩黄連人參湯を服用することが正解となります。
イメージとしては「自寒下」を寒邪による下利ではなく、機能低下による下痢と見分けることになりますが、その判断材料がわかりません。
この時代でも医は判断がつかないため、常用の吐下剤を使用したのでしょう。
ですから、これは誤治ではありません。
たぶんこの時代の下痢は、早く胃の内容物を出すことが大切だったのでしょう。つまり食中毒が多かったのではないでしょうか。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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