スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

359 茯苓甘草湯

359「傷寒厥而心下悸、宜先治水、当服茯苓甘草湯、却治其厥、不爾、水漬入胃、必作利也。」

「傷寒厥して心下悸するは、宜しく先ず水を治すべし、当に茯苓甘草湯を服し、却って其の厥を治すべし、爾せざれば、水漬胃に入り、必ず利を作す也。」

手足が冷たく動悸する場合は、茯苓甘草湯を服用するというのですが、水を治さなければならないとする判断材料は何になりますか。
それは心下悸です。前条では心下満而煩でした。
この心下悸に茯苓甘草湯を使うとなります。

四逆湯の条文と比較すると、確かに四逆湯では大汗となっていますから、利尿する必要はありません。またこの汗になる水をここでは治水するということでしょうか。
つまり厥と心下悸において一番初期では、まず治水を考えなさい。
それには、茯苓甘草湯が良いです。
次に汗が出て厥する場合は、四逆湯にします。

水を治せずに厥を目標に四逆湯を服用すると、どうなるのでしょうか?
水が胃に入り下痢になると書いてありますが、いまいち良くわかりません。
四逆湯を服用したらなぜ下痢になるのでしょうか
多すぎる水は、四逆湯で巡らしても処理できない、それは腎臓の排出量が増加することはないことになります。
この水は茯苓でしか処理できないことになります。
しかし、胃に入った水が下痢になるのならば、水は下痢によって治しますから、下痢は一過性で終わり、四逆湯を継続すれば厥が癒えるのではないでしょうか。

この条文の作者は、「治水」と書いているところから水邪ではなく、「当服」と書き「主、宜し」ではないので、厥を治す場合に服薬後一時的に下痢になる経験から、この下痢を回避するために利水薬を先に服薬させることを発見し、この条文を書き加えたと思います。
治水のための判断材料となる症状はないと考えます。
また厥と心下悸は原因が違うようなのです。
上記したように水邪とも確定できなく、かといって厥の治療に治水は必要となる微妙な関係となっています。
スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。