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358 瓜蔕散

358「病人手足厥冷、脉乍緊者、邪結在胸中、心下滿而煩、飢不能食者、病在胸中、當須吐之、宜瓜蔕散。」

「病人手足厥冷し、脉たちまち緊なる者は、邪結して胸中に在り、心下満して煩し、飢えて食する能はざる者は、病胸中に在り、当に須べからく之を吐すべし、瓜蔕散に宜し。」

手足厥冷するのは、手足に気血が巡っていないため。
それは当然。

「脉乍緊」の乍は何を意味していますか。
脈診をしていると、緊が現れる、緊脈が継続しているのではなく、断続的に緊になるのです。
「飢えて食する能わず」は、空腹感があるのに食べ物が入っていかない、胃以前が詰まっているので、胃腸ではなく病は胸中に在りとなります。
「心下満して煩」ですから、胸中が苦しい状況です。

現在では吐剤という使い方がありません。胃の内容物を嘔吐させるという意味ではなくです。
例えば、軽い心筋梗塞を嘔吐する行動つまり横隔膜が急激に収縮することにより、心筋に刺激を与えることになるのでしょうか。
乍緊は、心筋の異常があるときだけ緊になるとも解釈できます。

可能性としては、心臓神経症です。
不安から始まる緊張により、胸痛があり、手足の冷えやしびれなど、このときに嘔吐させることによって嘔吐中枢が興奮すると、迷走神経を刺激し、心拍数の低下、血管の拡張により循環血量が低下することによって、パニックを止めます。
現在てんかん発作に、迷走神経を刺激して発作回数を減らすことができます。
嘔吐することによって心下満して煩が楽になるということは、迷走神経が刺激を受けるからではないでしょうか。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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