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44,45 桂枝湯

44 「太陽病、外証未だ解せざる者は、下すべからず也、之を下せば逆を為す。外を解せんと欲する者は、宜しく桂枝湯之を主どるべし。」

43条の下す場合に対し、42条の場合のあることの注意を促している。
43条では、「之を下す」のにここでは「下すべからず」となっている。
違いは「太陽病」と「太陽病外証未解者」
条文の流れから考えると、「外証未解」の理由は、「心下有水気」「内熱」となりますが、これを下せとは指示させていません。
にもかかわらず「下したい」と思うのは、条文には書かれていませんが、この時代治療の基本として「初めに下して様子を見よう」という常識があるのではないかと思えます(43条にも書きました)。
ですから、ここに条文として書かれている大青龍湯、小青龍湯は特別な場合なので、それだから注意する必要があると、再度記述したと考えました。

45 「太陽病、先ず汗を発して解せざれば、復た之を下したるも、脈浮なる者は癒えず。浮は外に在りと為す、而るに反って之を下す、故に癒えざらしむ。今脈浮、故に外に在るを知る、当に外を解するを須(もち)いるべし則ちい愈ゆ、宜しく桂枝湯之を主るべし。」
「外に在る」それは「内に無い」ことを意味します。
前条の追加説明になっています。
「太陽病において、発汗して解決しないのならば、下しても、脈浮である者は治らない。
逆にいうと、脈浮でなければ話は違う。
脈浮であるということは、内に無く外に有るということを示している。
だから内に対する下方を用いても治らない理由となります。
現在、脈浮であるから外に在る、今こそ桂枝湯を用いて治しましょう。」
一見当然のような治療方針であるけれど、この文章は何を対象に考え書かれたのでしょうか。
ここは大青龍湯のように太陽中風であり、陰と陽が分かれて現れる病態に対する治療方針の指示と考えられます。
病態は絶えず変化しています。
脈を診て今どのような状態であるかを確かめ、その時に合った処方を与えなさい。
その1例として桂枝湯を使って書かれている条文と考えられます。

「太陽病、先に発汗してみましょう。これで治る場合はOK.
これで治らない場合は、下してみましょう。これで治る場合はOK.
これで治らない時、脈浮を示す者は、外が解していないのですが、すでにこれほど時間も経過し、発汗下をしているのに治らないのは、内に隠れた邪があるからに違いないと考えられるので、再度之を下す。
だから、治らない。
いろいろなことにとらわれず、今の状態を正しく判断し、それに従いなさい。
脈浮ならば、桂枝湯ですよ。」
と解釈します。

「テクニックに溺れてはいけませんよ」・・・・注意。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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