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345 厥少熱多者、其病当愈

345「傷寒発熱四日、厥反三日、復熱四日。厥少熱多者、其病当愈。四日至七日、熱不除者、必便膿血。」

「傷寒発熱四日、厥反って三日、復た熱すること四日。厥少なく熱多き者は、其の病当に癒ゆべし。四日より七日に至り熱除かざる者は、必ず便膿血す。」
発熱が4日間、厥冷が3日間、再び発熱で4日間と読むと、厥は厥冷で良いのでしょうか。

厥・・・石を発掘する、ほる、つくす、つきる、つく。

厥少なく熱多い場合は、病が治る・・・どういうことでしょうか?
熱が除かざる者といっているので、厥は熱が除かれた状態とも考えられます。
もしこれが、病が快方に向かっている状態であるとするならば、4日間発熱するための陽気を造るために3日間必要となり、これを繰り返しており、熱の発散時間がエネルギーの蓄積時間より長いとなり、エネルギーの製造効率が良いことが、病が癒える理由になるのでしょうか。
または、陰陽気不相順接が病理であるならば、厥と熱を繰り返しながら次第に小さくなっていき、癒えます。そのときに厥から先に減少、癒えていくことになるのでしょうか。

解釈はこのようになります。
「傷寒、4日間発熱し、熱がつきて3日間は発熱していません、また4日間発熱しました、発熱時間より発熱していない時間が短いのは、病気が快方に向かっています。しかし発熱が続く場合は、熱が溜まり、必ず膿血便になります。」
厥陰における発熱理由は、陰陽の交流ができないために起きる陽気の増殖なので、発散すると陽気は減少します。しかし発熱が続くということは陰陽の交流以外に発熱原因があることになり、それが血便となります。

340「傷寒病、厥五日、熱亦五日、設六日当復厥。不厥者自愈。厥終不過五日、以熱五日、故知自愈。」
この条文とよく似ています。
「厥しなければ熱なく癒える」「厥が5日過ぎずに終われば、熱5日であっても、そのうちに自然に癒えることが分かります。」

340条は厥が先にあります。
345条は熱が先になりますが、やはり厥が大切な判断材料となっています。

この条文の意味するところは、「病が癒える、回復の期待が持てる」のではなく、「発熱と厥冷が両方有る間は、死にません。熱に偏ると血便、厥冷に偏ると死。」と考えます。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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