スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

343 熱少微厥、指頭寒、其後必便血

343「傷寒熱少微厥、指頭寒、嘿嘿不欲食、煩躁、数日、小便利、色白者、此熱除也、欲得食、其病爲愈。若厥而嘔、胸脇煩滿者、其後必便血。」

「傷寒熱少なく微厥し、指頭寒え、嘿嘿と食を欲せず、煩躁すること、数日にして、小便利し、色白き者は、此れは熱除くなり、食を得んと欲するは、其の病癒ゆると為す。若し厥して嘔し、胸脇煩満する者は、其の後に必ず便血す。」
熱少なく微厥し・・・陰陽相順接しないため寒熱が同時に在るが、この場合は熱が少なく微に厥し寒も少ない
指頭寒・・・その症状が厥といっても四肢が冷えるのではなく指先だけが冷たい
もくもくと食を欲せず・・・口の中がバサバサして食欲がない
煩躁・・・胸さわがしく落ち着かなく苦しい
数日小便色白き者、此れ熱が除かれた・・・数日が過ぎ、小便の色が白色になった場合は、熱が除かれ
食を欲し、それ病癒えた為・・・さらに食欲が出てくれば、病が癒えたことになります。
もし厥して嘔し、胸脇煩満者、その後必ず便血す・・・しかし厥が指先だけでなく四肢の出に至り、嘔し、胸と脇が異様に張っている場合は、その後血便が出ます。

これはどのような状態を表現しているのでしょうか。
これは厥陰における陰陽=寒熱の変化を表しています。

少しの寒熱ならば、厥陰といえども治ります。
しかし厥が激しくなれば、熱もそれに対応するかのように激しくなります。
その結果血便となります。

漢方的には上記の解釈になりますが、現実の病気ではどうなるのでしょうか。
血便ですから、消化管出血です。
部位は、上部消化管です。
この厥陰病編に書かれているということは、慢性であるため貧血傾向にあるのではないでしょうか。
そのため指先にしびれ感があり、胃潰瘍が悪化している状態では、ムカムカし苦しみますが、潰瘍が落ち着けば食欲が戻ります。しかし出血が起こる時は、激しい苦しみを伴い、上部の出血は数日後に血便となります。

スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。