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322 四逆散

322「少陰病、四逆、其人、或咳、或悸、或小便不利、或腹中痛、或泄利下重者、四逆散主之。」

「少陰病、四逆、其の人、或は咳し、或は悸し、或は小便不利し、或は腹中痛み、或は泄利下重の者は、四逆散之を主る。」

普通に考えれば、四逆散は四逆湯の散剤なのに、附子剤と柴胡剤と構成生薬は全く違います。
同じなのは、症状です。
この四逆、前条と同じ気血の不通は柴胡剤の適応する病態でも起こります。
胸膜、腹膜において、気血の停滞不通が起こる状態です。
胸膜の硬直は咳となり動悸となります。
腹膜の硬直は小便不利、腹中痛、痛みを伴う下痢となります。

太陽病や少陽病の柴胡剤との違いは、同時多発的(四方)に気血の不通が起こるところです。
症状が激しく、突然に機能低下となり、その状態は少陰病となります。
その突然さが「少陰病、四逆、其人」に現れています。
つまり四逆する前は、太陽病か少陽病であった状態でしたが、四逆した結果少陰病の状態になったのです。

「下利清穀し、裏寒外熱し、手足厥逆し、脉微絶えんと欲し、身反って悪寒せず、其の人の面赤色」を診て、四逆だと判断します。
四逆には、通脉四逆湯と四逆散があります。
どちらの処方がベストでしょうか。
分かりやすいのは胸膜腹膜の硬直です。
胸膜がスムーズに動かないので、呼吸がスムーズでなく、胸が苦しく感じます。
腹膜の硬直は、腹壁が硬く、張りがあり、腹部が苦しく感じます。
これらの症状があれば、四逆散です。
無ければ、通脉四逆湯です。

少陰病に柴胡剤の適応症状があるのではなく、柴胡剤(四逆散)で治る病態が少陰病の状態であると考えた方か理解しやすいと思います。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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