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270 転入少陽 少柴胡湯

270「本太陽病不解、転入少陽者、脇下鞕滿、乾嘔不能食、往來寒熱、尚未吐下、脉沈緊者、与小柴胡湯。」

脉証が浮から沈緊に変化したということは、発汗剤を使った時点では太陽病で発熱していたが、その後発熱が解することなく脉が沈緊になってしまったということです。
つまり太陽病を治すことができなく、気が付いたら少陽に病は転入してしまった。

脇下鞕滿、乾嘔不能食、往來寒熱、尚未吐下、脉沈緊者
このなかで少陽である為の確定要素は、脉沈緊になります。
ここが難解なところです。

太陽病における小柴胡湯では脉は沈緊ではありません。
脉証が沈緊でなければ、この条文は太陽病編に書かれるものと考えます。

脉浮の状態から、発汗剤を服用したら、脉が沈緊になったとは、どうしてでしょうか。
麻黄剤を服用すると、体表面の血管は収縮し、骨格筋の血管が拡張し、血液は骨格筋へ集まり、熱生産が高まり、全身を暖め、悪寒を無くし、最終的には体表面の血管と汗腺を開き発汗します。

脉沈緊というのは、麻黄剤を服用した最初の反応で停止した状態です。
沈緊は血管壁の平滑筋が収縮して血管径が小さくなっているが、その血管径に対する血液の適応量よりも血流量が多い状態です。
本来ならば、この状態から骨格筋に血液が集まり、熱生産が増強される予定なのですが、そうならなかった。

この状態を打破するのが小柴胡湯になります。
確かに、小柴胡湯を服用すると発汗が起こる場合があります。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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