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257 258 259 急下之 大承気湯

257「陽明病、発熱、汗多者、急下之、宜大承氣湯。」

「陽明病、発熱、汗多き者、急で之を下すべし、大承気湯に宜し。」

発熱に対し発汗量が多いということは、発汗により解熱しようとしていることになります。
その発汗量による放熱以上に熱生産がされているということは、消化器系に炎症部位が存在することになります。

当然病気が進行すれば、腹痛などの症状が現れ、病気がハッキリしてきますが、それでは遅く、それ以前の対応となります。

つまり、発熱と発汗が同時にある場合は、消化器系の局所に炎症が始まりなので、急いでこれを下して、炎症を消火しなさいと解釈します。

発熱に適した発汗量の場合はこの条文の示すところではなく、発熱に比べ発汗量が多い場合のことを示しています。

258「発汗不解、腹滿痛者、急下之、宜大承氣湯。」

「発汗して解せず、腹満痛する者は、急で之を下すべし、大承気湯に宜し。」

この条も「急下之」となる理由は何でしょうか。

「発汗不解」ですから、発汗剤を服用させたことになります。
「不解」ですから、最初の病も治らなく、腹満痛が追加された状態になります。
最初の病が治った後に腹満痛が現れる場合は、「発汗後」と書かれます。

例えば、麻黄剤を服用し発汗させると、消化器系の機能は低下します。この影響により腹満痛が現れたと考えると、早くこの腹満痛を解消するには之を下すのが良いとの解釈になります。

ただし腹満痛は解消しても、最初の発汗したい症状が残ることになります。
この人には、麻黄剤は使えないことが分かりました。
桂枝湯類を使うことになります。

「胃腸が麻黄剤によって緊張痙攣を発現した場合は、その影響を消すためには大承気湯で早く下すのが良い。」となります。

259「腹滿不減、減不足言、當下之、宜大承氣湯。」

「腹満減ぜず、減じて言うに足らず、当に之を下すべし、大承気湯に宜し。」

当然腹満に対し大承気湯で下したのでしょう。
しかし腹満は減少しなかった、または減ったと言うほどでもない状態のままです。
この場合は、更に大承気湯で下しなさい、と言っています。

麻黄剤の副作用として腹満が現れた場合には、大承気湯で下します。一度下しても腹満が減少しない場合は、もう一度大承気湯で下しなさい。

麻黄の副作用は、高血圧や心筋梗塞がありますが、発汗剤として選択した時点で体質体調的不適合の場合は除外されています。
もし発汗剤の選択ミスの場合は、前条の「腹満痛者」が「反腹満痛者」となります。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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