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239 脉浮 麻黄湯

239「陽明病、脉浮、無汗而喘者、發汗則愈、宜麻黄湯。」

前条は脉遅、浮であり力強くない虚の脉でした。
ここでは、脉浮、汗無く、喘する状態が陽明の病態になっていることになります。
表寒ではないのに汗が無いのはどうしてですか。

この条文に当てはまる病態に神経原性ショックがあります。

実際には、強い痛みや精神的ショックやストレスによる緊張により血管は収縮し、心拍数は増加しますが、その一方静脈に血液が貯留し、静脈環流が低下、これを受けて副交感神経が亢進し、血管を拡張し、気管支が収縮、汗腺が閉じ、末梢に血液を送り、静脈環流を多くしようとするため、手足は暖かく、皮膚は乾燥します。心臓は、心拍数、拍出量を多くしようとしますが、そのための血液の環流量が足りなく、心筋にも循環血量が不十分となると、徐脈となります。脉浮以外の状況は病状の程度により変わってきます。結果的には体表面の動脈静脈に血液量が偏在している間は、脉浮、無汗、喘となり、その程度が高いと失神します。
一般的には、何もしなくても回復しますが、治療薬としては血管の緊張を高めるために麻黄(エフェドリン)が適しています。

この条文は、このショックの初期状態を示しています。
この時代では、戦による脊髄損傷もあったかもしれませんが、上記したように強い痛みやショック、ストレスによる神経原ショックの原因は、胃家の問題と判断され陽明病に分類されています。

前の346条の不尿は、脊髄損傷による脊髄ショックにより閉尿と腹満となり、10日を以って脊髄損傷の回復を見守るというとう考察もできそうです。

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Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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