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228 二陽併病

228「二陽併病、太陽證罷、但發潮熱、手足漐漐汗出、大便難而讝語者、下之則愈、宜大承氣湯。」

「二陽併病、太陽証罷みて、但だ潮熱を発し、手足漐漐と汗出で、大便難くして譫語する者は、之を下せば則ち愈ゆ、大承気湯に宜し。」

併病と合病の違いが判断できるでしょうか。
併病であれ合病であれ、一人の人間における病気なので、症状や脉証は影響しあいます。
例えば、太陽証である汗出は、陽明の汗出と同調します。それは太陽陽明併病と太陽陽明合病では違うのでしょうか。

罷・・・ゆるす、やむ、やすむ、やめる、やすめる、しりぞける、よわい、かえる、やむ(わづらふ)、にぶいなど。
一般的には、太陽証が「消えた」「無くなった」と訳していますが、「解した」とは訳していません。「解消した」と訳している本もあります。
つまり二陽併病において、太陽証が現れていない時に、潮熱を発し、大便が硬く譫語する者は、之を下せば愈える、大承気湯がよろしいとなります。

太陽病は解していおらず、証を現わしていない状態と解釈できます。

このように考えると、二陽併病の処方の決定に関して重要なことは、一方の証が落ち着いているときに、もう一方の病気に合わせて処方を決めても良いことになります。

または、一般的に先表後裏が治療原則とされているため、この条文の場合は特殊であり、表証が弱くなっていて陽明証がハッキリしているときは、裏証から治療して良いことを指示しているとも考えられます。

以前にもあったと思いますが、太陽病と陽明病が同時に存在すると、陽明病が悪化し胃家熱実が強くなると太陽病は陽明の熱によって無くなっていく傾向にあります。
「太陽証罷」には、この傾向があります。
この傾向は、併病にしかありません。
二病の状態の変化の関係から、併病か合病かを判断できることになります。

太陽と陽明の合病ならば、陽明が悪化すれば太陽も悪化します。
診察した一時点だけでは、合病と併病の判断はできないことになります。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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