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225 大承気湯

225「汗出讝語者、以有燥屎在胃中、此爲風也。須下者、過經乃可下之。下之若早、語言必亂、以表虚裏實故也。下之愈、宜大承氣湯。」

「汗出譫語する者は、燥屎有り胃中に在るを以って、此れを風と為す。須らく下す者は、過経は乃ち之を下すべし。之を下すこと若し早ければ、語言必ず乱れる、表虚裏実を以っての故なり。之を下せば愈ゆ、大承気湯に宜し。」

「言語必ず乱れる」と「譫語」とは違うのでしょうか。
「汗出譫語」は、前条と比べると陽明病としては正常です。
しかしこれだけから胃中に燥屎が存在するかは、わかりません。
たぶん汗の量が多い為、燥屎になると想像しているのではないでしょうか。
言語が乱れるということは、舌がもつれることでしょうか。

「汗出讝語者、以有燥屎在胃中、此爲風也。」の風を表証のある太陽病を意味すると考えると、汗から判断して、陽明病における汗の出方以上に汗が出て、それから風と判断することになります。
つまり陽明の悪熱による譫語と汗があり、そこに太陽病の風による汗が加わる為、汗の状態が激しくなります。その汗は津液を消耗し、胃中に燥屎を作ることになります。
この太陽病が過ぎた場合は、これを下すことができます。
もし下すことが早すぎた場合は、表虚して裏実となり、譫語が言語障害に悪化します。
これは燥屎が下され陽明胃家熱は解しましたが、下すことに因って風の邪が胃家に陥没して、裏は再度実となってしまったのです。この裏実が気血の循環を妨げている為、表は虚し、脳も血虚になり言語障害になります。そして表虚裏実となった状態では、この裏実を再度大承気湯で下して愈えるとなります。
表虚は裏実が愈えれば、気血の循環が改善し、自然に愈えます。

この条文中に邪が入れ替わっていることになります。
結果的には、どちらの場合でも大承気湯で下します。

なんとも不思議な状況です。
下すことが早くなければ良いわけですが、それはなぜでしょう。
風の邪は、悪熱の汗によって解されるからです。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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