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221 小承気湯

221「陽明病、其人多汗、以津液外出、胃中燥、大便必鞕、鞕則讝語、小承氣湯主之。若一服讝語止者、更莫復服。」

「陽明病、其の人多く汗すれば、津液外出し、胃中燥くを以って、大便必ず鞕し、鞕くして則ち譫語するは、小承気湯之を主る。若し一服して譫語止む者は、更に復た服すなかれ。」

前条では、脳症の症状としての譫語でしたが、譫語が中心の症状としての判断をしているようです。
胃家熱実による発汗が異常に多い場合でしょうか。汗っかき?
発熱はなく、津液が外に出て胃中燥なのに、渇がない。
食事は普通に食しています・・・。
食事から得た水分が汗になっているため、大便が硬くなる。
そのため口渇はない。
それは正常な生理です。
しかし譫語は異常です。
その他に異常なのは、多汗です。
多汗と譫語を結び付ける病気はなにでしょうか。
熱量が異常に多いことです。
つまり、この時点では胃家の熱が大きいため、身体が熱く、汗がいつも出て、すこしイライラして言葉が荒くなる。しかし口渇はなく発熱もない。
その為胃家熱を治めようと小承気湯を与えてみる。
胃家熱が減少すれば、汗の量も減り、胃中燥や大便の硬さも解する。
胃家熱の減少を判断するのは、譫語の有無となります。

この熱は、実態を伴っていないようです。
気血水の気だけです。
腑にも異常はありません。
「鞕則譫語」と書かれている為、「大便が硬いから、気が下ることができずに上がり譫語する」と解釈されますが、「一服して譫語が止めば、更に復た服すことなかれ」となっているということは、大便が硬いことが原因とは考えていないように思います。
もし大便が硬いことが原因の場合は、「若し一服して転失気あれば、更に復た服すことなかれ」となり、大便が軟らかくなれば譫語は止むとなるのではないでしょか。

「鞕則譫語」を「譫語して鞕」「譫語しているから大便が硬い」と読むことはできないでしょうか。

「陽明の胃家の熱を、体はなんとか汗により処理しようと一生懸命に発汗しています。そのため胃内は乾燥して、大腸から水分を吸収し津液に回している為、便が硬くなります。発汗によって処理できない熱が、譫語となって現れています。小承気湯を一服して譫語が止めば、熱は処理できているので再度服用する必要はありません。」
この状態ならば脉は洪大です。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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