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200,201 しゃっくり

200「陽明病、欲解時、從申至戌上。」

「陽明病、解せんと欲する時は、申より戌上に至る。」

201「陽明病、不能食、攻其熱必噦。所以然者、胃中虚冷故也。以其人本虚、攻其熱必噦。」

「陽明病、食能わず、其の熱を攻むれば必ず噦す。然る所以の者は、胃中虚冷の故也。其の人本虚にして、其の熱を攻むれば必ず噦す。」

「不能食」が中寒だとするならば、「其の熱」とはどの熱を指すのでしょう。
「胃中虚冷」と「中寒」とは何が違うのでしょう。
医師は、中寒をなぜ熱と判断し下すのでしょうか。
もし便秘がひどくて食べられない状態でも「不能食」と言いますか。
便秘の場合は、「不欲食」であり、「不能食」は行き過ぎではないでしょうか。
いろいろ考えても、納得ができません。
そこで目線を変えて「てにをは」を変えてみました。
下記のように読みました。
「食する事が出来ない場合、それを熱で攻めると必ずしゃっくりになります。それは、胃中が虚して冷えている故です。其の人の本は虚なので、それを熱で攻めると必ずしゃっくりになります。」
この状態が正しいかを検討しました。

「しゃっくりは横隔膜の強直性痙攣によって胸空内圧が低下し、空気が急速に吸い込まれて、同時に声帯が素早く閉じるので、吸気の流れが妨げられ、その時に出る音がしゃっくりです。」
そこで「不能食」を中寒とし、下剤で攻めるか、熱剤で攻めるか、どちらが横隔膜の痙攣を誘発しやすいのか考えます。
「痙攣は、筋肉へ血流が不足することによって起こります。例えば血液が筋肉よりも消化管へと流れる食後によく起こります。」以上のことから、横隔膜を冷やすことに因ってしゃっくりが起きるのではなく、熱剤により胃が急激に暖まることに因って血液が胃に集まり、横隔膜の血流が不足ししゃっくりになると考えられます。
つまりこの条文は、胃中虚を補うゆるやかな治療にして、強い熱剤を与えてはいけません。しゃっくりが出た場合は、補剤を使いましょう。となります。
中寒を下したら、横隔膜は痙攣ではなく硬直となり、腹満、動悸、気逆、下痢となると思います。

寒・・・カン、さむい、こごえる、まずしい。草を積んで寒気を防ぐ意。
冷・・・レイ、つめたい、ひややか、さむい。寒きなり、寒冷。
「胃中虚冷」は、胃の中が虚して冷たくなっているといい、虚ゆえのつめたさであり、胃中が寒ではないことになります。
胃中虚も陽明病に属することになります。

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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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