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191 192 転属陽明

191「本太陽、初得病時、発其汗、汗先出不徹、因轉屬陽明也。」

「本太陽、初めて病を得たる時、其の汗を発し、汗先ず出でて徹せず、因って陽明に転属する也。」

症例2:病気になった1日目に、悪寒が有ったので発汗した。この発汗が十分できなかったので、陽明になってしまった。

表に気滞があるために発汗する。
発汗は胃家の津液の消耗となる。
転属ということは発汗により表の気滞は解したものの、胃家実が新たに生まれたことになる。
胃の津液の補充が十分であれば、発汗は徹したかもしれない。
また漢方の薬力が十分あれば発汗は徹したかもしれない。
と考えると
陽明に転属する場合は、素因として胃家に問題があるとなりますが、その点は十分診察しているので胃家に問題は発現しておらず、よって陽明に転属する理由は発汗が徹しなかったことになります。

192「傷寒、発熱、無汗、嘔不能食、而反汗出濈濈然者、是転属陽明也。」

「傷寒、発熱、汗なく、嘔して食する能わず、而るに反って汗出づること濈濈然たる者は、是転じて陽明に属する也。」

症例3:初め、発熱、嘔して食事ができなく、無汗だったのが、今では汗が多く出ている、これは陽明の胃家実になった。

36「太陽と陽明の合病、喘して胸満の者、下すこと不可、麻黄湯よろし。」という条文があります。麻黄湯で治る太陽陽明の合病があります。この条文では主体は太陽、影響して陽明になっています。
この36条の状態から、この192条の状態になる場合のあることを示しています。

前条では、発汗が徹しないために陽明に転属することのあることを書き、この条では発汗せずとも陽明に転属することを書いています。

初めの発熱時には、無汗ですから悪寒があるはずです。
表寒実が、いつのまにかに胃家実になることがあるのですね。
36条の太陽陽明の合病の立場が逆転したことになります。



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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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