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14桂枝加葛根湯

14「太陽病、項背強几几、反汗出悪風の者、桂枝加葛根湯主之。」

「反汗出悪風者」「反汗出、悪風者」と句読点が入ることによって「反」が「汗出悪風」にかかるのか、
「汗出」にかかるのか、によって解釈が違ってきます。

「反って汗出悪風の者」とは、
本来ならば汗は出ず、悪風ではなく悪寒となる者なので、「太陽病、項背強几几、悪寒の者」となり、
1条「頭項強痛して悪寒」に当てはまります。

ここでは「発熱に向かうことができずに、汗出悪風の中風に落ち込んでしまった。」という違う方向に進んだという意味合いが「反って」にあると思います。

「反って汗出、悪風の者」とは、
本来ならば汗が出ない、無汗であり、悪風する者となります。
これは31「太陽病、項背強几几、無汗、悪風、葛根湯主之」の条文と重なります。
「31条に行く予定が、14条に来てしまった。」となります。

「無汗悪風」と「汗出悪風」の違いは
無汗は、熱生産量を増加する状態
汗出は、放熱量を増加する状態
悪風は、体温のセットポイントが変化している。
汗が無い状態は解熱時期ではなく、そうすると段階的に体温のセットポイントが高くなっていくと考えられます。
汗無く悪風
汗出悪風
どちらにしても、この条は「体温の上昇する発熱状態にならずに、中風になってしまった。」となります。

ここで問題は、「項背強几几」です。
肩こりしゅしゅ
上記図のように、ひとつの几は僧帽筋の首筋から両肩にこわばりを示し。もうひとつの几は、僧帽筋の緊張によって肩甲骨の稼動がスムーズではない状態を示しています。
無汗ならば、僧帽筋の緊張もあるでしょうが、汗出の状態で僧帽筋の緊張がある理由は何でしょうか?
無汗の発熱状態になれなかった理由は何でしょうか?
ここでは、わかりません。
葛根湯の条文において、今一度考えましょう。
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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