スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

161 附子瀉心湯

161「心下痞、而復悪寒、汗出者、附子瀉心湯主之。」

「心下痞し、而して復た悪寒し、汗出ずる者は、附子瀉心湯之を主る。」

159条に続き、160条では気痞になり、脉を浮にするその他の邪が在る場合
この161条は、159条の「復下之、心下痞」「表裏倶虚」の状態から、悪寒し汗出の場合。
表裏倶虚が前提条件の中で、汗出悪寒があるということは、寒邪ではないことになります。
ですから、この悪寒と発汗に対し桂枝は使いません。
脉は浮ではないと思いますが、実際では脈診により確認します。
もしも新たな外寒に襲われた場合には、表裏倶虚である身体は脉浮となるのでしょうか・・・?
この条文の状態は、心下痞による流通の停滞がついに悪寒となったと考えますが、そうすると汗出はどうしてでしょうか。
脱汗もありますが、そうなると痞よりも虚のほうが重要になってしまいます。

私が附子瀉心湯を使う患者の状態であると確定するには、「心下痞があること、悪寒があること、無汗ではないこと、脉が浮でないこと」です。
つまり「汗出」を「発汗」と考えるのではなく、体表面の血流の減少により悪寒はあるが、汗腺は正常であり、汗腺は閉じてはいないことを表現しているとします。

もう一つの問題は、処方から考えると、附子が追加される事は説明しましたが、黄芩の追加理由の説明ができません。

黄芩が追加されたことを中心に考えると、気痞が熱を帯びてきたことになります。
気の痞(つか)えが、悪寒の原因になるほどになると、気痞自体にも熱を帯びてくるのが必然と考えるのでしょうか。
熱が脉に反映されてから、黄芩を追加するのか、または悪寒の発生と共に熱を予測して黄芩を追加するのか、どちらでしょうか。
私としては、黄芩を追加する熱の診断はできなく、悪寒と共に熱の存在を予測しての黄芩の追加だと考えます。

スポンサーサイト

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

プロフィール

しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。