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153 柴胡桂枝乾姜湯

153「傷寒五六日、已発汗而復下之、胸脇満微結、小便不利、渇而不嘔、但頭汗出、往来寒熱、心煩者、此為未解也。柴胡桂枝乾薑湯主之。」

「傷寒五六日、已に発汗し而して復た之を下し、胸脇満微結、小便不利、渇して嘔せず、但だ頭のみ汗出で、往来寒熱、心煩する者は、此れ未だ解せずと為すなり。柴胡桂枝乾薑湯之を主る。」

微結による胸脇満ですが、不嘔で胃気は犯されていません。

「此れ未だ解せず也」とは、なんのことでしょうか?
「往来寒熱し心煩する者の頭の発汗を見て、治ることを期待したが未だ解せず。」

身体の発汗は無いのに、頭部だけ発汗するとは何を示しているのでしょう。
胸膜の結のような状態があり、
小便不利と渇があり嘔は無い、胃気を犯してはいなく、身体が水分保持をしている、それは津液不足を表わしていることになります。
往来寒熱だけならば、すでに発汗しているので、小柴胡湯でも良さそうなのですが・・・。
胃、腎は正常。
胸脇満は、肺(胸膜)の異常。
心煩は、肺または心の異常。
微結は、結胸または血結のこと。

「発汗や下したりして56日が経つ。胸と脇が張って、微結し血の流通が悪くなっている。そのため津液を保持しようと小便の出が減り、口も渇く。頭部にのみ汗が現れ、往来寒熱し、血液の流通が悪いため心臓が煩わしく感じる。」

「本来ならば、往来寒熱にともなって気血は全身を往来しようとするが、胸膜にトラブル(胸脇満)が起こっているので、心臓への静脈環流量の減少と冠動脈への血液の供給の減少を起こしている(心煩)。それが腎血流量の低下、尿量の減少となり、それが口渇を導く。微結によって、往来寒熱を末梢に循環できないので、経動脈で繫がっている頭部に集中し、発汗を表わす。」
津液不足を表わすが、それは微結による影響であり、実際には不足していない。そこで往来寒熱と結を開しながら、気血の流通を改善する為に柴胡桂枝乾姜湯を投薬します。

「上の二焦は犯しているが、胃気は犯していない場合。」
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しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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