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22桂枝去芍薬湯

22「太陽病、之を下した後、脈促、胸満する者、桂枝去芍薬湯之を主る。若し微に悪寒する者は、去芍薬方中に附子を加えたる湯、之を主る。」

「太陽病、下した結果、治った者もいるが治らなかった者もいる。胸満する者において脈が促の者は、桂枝去芍薬湯で治る。さらに少し悪寒する者は、附子を加味しなさい。」

前条では、発汗によって虚する場合を述べ、ここでは瀉下により虚する場合を述べている。

脈促が胸満の原因ではない、胸満の原因が脈を促にさせるのである。
もう少し言及すると、胸満であっても脈促ではない場合は、原因が違うことになる。
脈促・・・脈来ること緩、時に一止して復た来る者は、名づけて結と日う。脈来ること数、時に一止し復た来る者、名づけて促と日う。脈、陽盛んなればすなわち促、陰盛んなればすなわち結、此れ皆病脈。
促とは「脈来ること数、時に一止し復た来る者、名づけて促と日う」です。
脈が一拍止まると心臓の期外収縮と考えてしまいますが、脈は心機能以外のいろいな要素によって変化することを初めの脈波のところで説明しました。
この場合、脈を促にする影響をうける場所は、胸から腹部にかけてです。
心臓から下向する大動脈の運動に、大動脈に連なる臓器が影響を与えるのです。
下すことによって、腹部に少しの虚ができ、胸が満となるのですが、邪実になっているわけではないので、芍薬を去ることで対処できるわけです。
このように胸腹部の異常が大動脈の運動に影響を与え、脈波に変形が生まれます。

「微に悪寒」ですが、前条では「悪風」なので、その違いは何でしょうか。
汗の有無でしょうか。
悪寒は継続的であり、悪風は断続的です。この場合は外寒による体の対応が悪寒悪風を起こすのではなく、体自信の陽虚による悪寒悪風ですので、どちらの場合も附子を加味することになります。
このように、傷寒論のすばらしいところは、症例で示しながら病理と判断基準を示し、対応処方まで明らかにしている所です。
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プロフィール

しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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