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脈経 平脈早晏法第二

平脈早晏法第二

「黄帝、問うて曰く、それ脈診は常に平旦をもってすとは何ぞや。
岐伯、答えて曰く、平旦は陰気いまだに動ぜず、陽気いまだに散ぜず、飲食いまだ進まず、経脈いまだ盛んならず、絡脈調均ず、血気いまだ乱れず、故にすなわち診すべし、これを過ぐるは非なり。
脈の動静を切して、清明を視、五色を察し、五臓の有余不足、六腑の強弱、形の盛衰を観て、もってこれを参伍して生死の分を決す。」

「脈診をする時は、早朝が良いと言うのはどうしてですか。
早朝は陰気がまだ動き始めていない。
陽気も発散をはじめていない。
食事もまだだから、経脈の流れも盛んになっておらず、経脈の流れも平均に調っている。
したがって気血の流れも乱れていない。
だから早朝に診察すると良いと言います。
健康な人だとこの時間に太過や不及の脈はありません。
もし太過や不及があれば病気があることになります。
また脈の動静、すなわち状態をよく診察するとともに、眼の玉に生気が有るかどうか、あるいは皮膚の色や光沢の状態も診察します。
そうして五臓六腑の働きの有余不足や強弱、あるいは盛衰などを観察して、すべての状態を総合判断して、その患者が治るか治らないかを決めるのです。」
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脈経 脈浮

1条「浮の脈は、これを挙げて有余、これを按じて不足。」

普通、水が通っているホースをつぶし断面積が小さくなるほどに水圧は高くなります。
橈骨動脈を指で押すと血管はつぶれ、血流量が一定であれば、指に感じる脈波は強くならなければなりません。
しかし脈浮では強く押すと脈波は弱くなります。
これは指圧を高くすると橈骨動脈の抵抗が高くなり、尺骨動脈の血流が多くなるからです。
体表に血液を送りたい時(ここでは手の血液を送りたい)に、2つのルート、橈骨動脈と尺骨動脈が並行して流通しており、橈骨動脈に対し外圧による抵抗が高くなり、血管が押しつぶされ、血液の流通が20%減少したならば、尺骨動脈が拡張し血流量が20%増加することにより、手に血液は送られ、それは体表面に血液が送られることになります。

この状況を浮といいます。

「脉浮とは、心拍出量が増加し細動脈が拡張され,体表面に血液を移動させている状態です。」
体の生理システムが、「体表面に血液を集中させる」という状態になっています。
この状態になっていないと尺骨動脈は拡張しないと考えるのは、脈沈の場合があるからです。

やはり難しいですね。
どこまで連想しなければならないのか、不安になります。
たぶん陽病における脈浮と陰病における脈浮とでは、その生理が異なるでしょう。
上記の説明は、陽病においての脉浮についてです。
脈経は、始まったばかりです・・・・・・。

脈形状指下秘訣第一


脈形状指下秘訣第一

1条  浮の脈は、これを挙げて有余、これを按じて不足。
2条  芤の脈は、浮大にして軟、これを按じて中央空しく、両辺は実す。
3条  洪の脈は、極めて太く指下にあり。
4条  滑の脈は、往来、前却て流利、展転替替然として数と相似る。
5条  数の脈は、去来、促急。
6条 促の脈は、来去が数、時に一止し、また来る。
7条  弦の脈は、これを挙げて有ることなく、これを按ずれば弓弦のかたちのごとし。
8条  緊の脈は、しばしば縄を切するがごときかたちす。
9条  沈の脈は、これを挙げて不足、これを按じて有余。
10条  伏の脈は、極めて指を重くしてこれを按じ、骨に着きてすなわち得ん。
11条  革の脈は、沈と伏に似ることあり、実、大にして長、微に弦。
12条  実の脈は、大にして長、微に強し、これを按ずれば指に隠れて愊愊然。
13条  微の脈は、極めて細くして軟、あるいは絶せんと欲し、有るがごとく無きがごとし。
14条  濇の脈は、細にして遅、往来難かつ散、あるいは一止してまた来る。
15条  細の脈は、少しく微より大、常に有りてただ細きのみ。
16条  軟の脈は、極めて軟らかい、そうして浮いて細い。
17条  弱の脈は、極めて軟にして沈、細、これを按ずれば指下にて絶せんと欲す。
18条  虚の脈は、遅、大にして軟、これを按じて足らず、指に隠れて豁豁然としてうつろ。
19条  散の脈は、大にして散、散は気実血虚し、表に有りて裏になし。
20条  緩の脈は、去来また遅、すこしく遅より駛し。
21条  遅の脈は、呼吸に三至、去来、極めて遅し。
22条  結の脈は、往来緩、時に一止し、また来る。
23条  代の脈は、来ることしばしば中止し、自ら還る能わず、よってまた動ず。脈結の者は生き、代の者は死す。
24条  動の脈は、関上にあらわれ、頭尾なく、豆大のごとく厥厥然と動揺す。
25条  浮と芤は相類す、弦と緊は相類す、滑と数は相類す、革と実は相類す、沈と伏は相類す、微と渋は相類す、軟と弱は相類す、緩と遅は相類す。
プロフィール

しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

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