スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

376 白頭翁湯

376「下利欲飲水者、以有熱故也、白頭翁湯主之。」

「下痢し、水を飲まんと欲する者は、熱有るを以っての故也、白頭翁湯之を主る。」
374条の補説です。
下痢において、熱利なのか裏寒なのか、微妙な場合は水を飲みたく思うかで判断できます。
スポンサーサイト

329脉微濇、嘔而汗出、必数更衣、反少者、当温其上灸之

329「少陰病、下利、脉微濇、嘔而汗出、必数更衣、反少者、当温其上灸之。」

「少陰病、下痢、脉微濇、嘔して汗出で、必ずしばしば衣をあらためるも、反って少なき者は、当にその上を温むべし、之に灸せよ。」

「必数更衣」は、昔は便所に行くたびに衣を替えていたので、「トイレに行く」の表現と解釈されています。
つまり、トイレにたびたび行くのだけれども、排便の量は少しであるとなります。

「濇の脈は、細にして遅、往来難かつ散、あるいは一止してまた来る。」(脈経より)
この脈がさらに微となると、かすかにしか感じることができない脈証です。
このような脈証をどのように解釈するかが問題になります。
私は心臓の機能低下ではなく血管平滑筋の弛緩状態を現わしていると思います。
それは大腸の括約筋(平滑筋)も弛緩して、排便が漏れるのではないかと思います。
そのため衣を替える必要性が出てきます。

汗が出ている状態で、脉微濇です。
この汗は亡陽です。
嘔するたびに冷汗が出て、便意がないのに便が漏れる為、着替えます。

その上を温めるための灸をする場所は、わかりません。

312 下利便膿血者、可刺

312「少陰病、下利便膿血者、可刺。」

「少陰病、下利便膿血の者は、刺すべし。」

炙法は補い、鍼法は瀉すのが通則なので、刺すことは瀉することになります。
この条文を追加した意味は、投薬では瀉すことはできなくても、鍼法の瀉すことで治療が可能であることの一端を示しているのでしょう。

一般的には、少陰病の便膿血を熱と考える間違いをしていると解釈されていますが、少陰病の便膿血において刺すことの可能な場合を、新たに発見したのではないでしょうか。
それは、外科的手術に似たものかもしれません。

304 至五六日自利、復煩躁不得臥寐者、死

304「少陰病、脉微細沈、但欲臥、汗出不煩、自欲吐、至五六日自利、復煩躁不得臥寐者、死。」

「少陰病、脉微細沈、但臥せんと欲し、汗出で煩せず、自ら吐せんと欲し、五六日に至り自利し、復た煩躁して臥寐するを得ざる者は、死す。」

脉微細沈で汗が出るのはどうしてですか。
煩がないので、陽気による発汗ではなく、ただ漏れるように汗が出ているのでしょう。
始めは吐を欲し、4~5日後には下痢になり、煩躁して横になることができない者は、死にます。

脉微細沈という血液循環の状態を示しています。
汗が漏れるということは、津液がまだ枯渇していません。
そこから下痢になり、津液は更に減少します。
当然、血虚が進行します。
血液量が足りないので、必死に血管を緊張させて、循環を維持しています。
ですから、緊張がゆるむと循環が維持できなくなります。
循環ができなければ心臓は止まります。

この場合の煩躁は、緊張を維持するために陽気を作りだしている行動となります。
つまり煩躁が無くなり眠りに着くときは、死ぬときです。

303 息高者、死

303「少陰病六七日、息高者、死。」

「少陰病六七日、息高き者は、死す。」

今までいびきをしていなかった人が、高いびきをする場合には舌根が沈下して咽頭をふさいでいるからです。
つまり舌の筋肉が正常の睡眠状態時より弛緩していることになります。
呼吸を維持することができないほど舌筋が弛緩しているということは、意識レベルがかなり低下していることになり、それは脳自体に障害があるのか脳が虚血状態になっているのか、死に近いことになります。
NEXT≫
プロフィール

しょうかんぽん

Author:しょうかんぽん
傷寒論 厥陰病編が終わりました。
霍亂病の解釈は休憩にします。
ただ今、最初から読み直しています。
このブログのスタートの時とは、解釈に違いがあります。
より独創的な解釈になります。
しばらくお待ちください。
愛知の薬剤師、三品です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。